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鑑定済みのポケカまで買取停止? 2023年6月、カード店が挙げた理由

プロが本物かどうかを調べ、状態まで採点したポケモンカード。それでも店が買取を断るのはなぜか。2023年6月、カード店のシングルスターが挙げた理由は二つある。持ち込まれた鑑定品が本物かを確かめる手間と、値上がりしすぎたカードを買い取るリスクだ。

同じころ、ほかのカード店からも買取停止のお知らせが出た。ところが告知を読み比べると、鑑定品の扱いをやめた店もあれば、ポケモンカードの買取を6日間休んだ店もある。

鑑定済みでも確認は要る。本物でも値下がりはする

ポケモンカードの中古品には、PSAという鑑定会社に送られたものがある。PSAはカードの真贋を調べ、傷などの状態を評価する。鑑定を終えたカードは、評価と証明番号が書かれたラベルと一緒に専用ケースに収まる。

2023年6月20日の「痛いニュース」の記事で話題になったのは、その鑑定品まで買取を止める店が出てきたことだった。掲示板では偽物を見破れるのかと気にする人もいれば、カード一枚に何十万円も払うことに驚く人もいた。

店頭で買い取る側に立つと、どちらも他人事ではない。専用ケースに入っていても、手にした品が本当にPSAを通ったのか、店は確かめる必要がある。しかも、本物だと分かっても、その値段で次の買い手がつくとは限らない。高く買い取った翌日に相場が下がれば、カードには傷一つなくても店は損をする。

鑑定品の買取をやめた店、ポケカを6日間休んだ店

この二つの心配を自店の理由として公表したのがシングルスターだった。6月16日から20日にかけて出た3店の告知を、当時の対象と期間で並べるとこうなる。

店舗・公式告知 対象と期間 公表した理由
シングルスター 6月16日、PSAなどのポケモンカード鑑定品を今後は買い取らないと発表。再開日の記載なし。 真贋確認の負担と、価格高騰に伴うリスク。
ドラゴンスター日本橋本店 6月16日から、PSAを含む鑑定品の買取を中止。終了日の記載なし。 告知本文に記載なし。
clove base 秋葉原店・名古屋店 6月20日から25日まで、両店でポケモンカードの買取を休止。対象を鑑定品に限るとの記載はない。 告知本文に記載なし。

相場はどうだったのか。年末にこの出来事を振り返ったHOBBY Watchの記事によると、6月を境に鑑定済みのカードも未鑑定のカードも値を下げた。偽造品が話題になった時期とは重なる。ただ、3店の告知を読んでも、市場全体の値下がりを何が引き起こしたかまでは分からない。

鑑定番号を検索して、一致したら安心?

たとえば今、フリマで欲しかった一枚を見つけたとする。出品写真のラベルにある番号をPSAのサイトに入れると、同じカード名と評価が出た。ここで確かめられたのは、その番号で、そのカードを鑑定した記録があることだ。

もし誰かが実在する番号を別のラベルに写していたらどうだろう。検索欄に打ち込む数字は同じなのだから、出てくる鑑定結果も同じだ。PSA自身が、実在する番号を使ってラベルが偽造される例があるとして、番号だけで真贋を判断しないよう呼びかけている。PSA公式の証明番号照会と注意事項(英語)

番号を調べるだけなら、買い手にもできる。店が買い取るとき、もう一歩確かめたいのは「このケースに入っているのが、そのとき鑑定された一枚か」。シングルスターの告知にあった真贋確認の手間は、カードがケースに入ってからも残る。

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