2023年2月に発表された「Xiaomi 13」は、999ユーロから。当時の報道では約14万4000円と紹介され、掲示板には「すっかり高くなったな」と書き込まれた。安くて高性能なスマホを期待していたら、なかなか手が出ない値段である。
あれから約3年半。2026年の今、シャオミには約20万円の高級機も、3万円台のREDMIもある。「高いシャオミ」はすっかり珍しくなくなったが、安い機種まで消えたわけではなかった。
当時の発表内容と製品写真を見る(ケータイ Watch・2023年2月27日)
Xiaomi 13は999ユーロから。当時の換算で約14万4000円
シャオミは、中国のスマートフォンメーカー。今回振り返るのは、欧州向けに「Xiaomi 13」「Xiaomi 13 Pro」「Xiaomi 13 Lite」が発表されたときの話だ。
2023年2月27日のケータイ Watchが伝えた発表価格は、次のとおり。
| 機種 | 発表価格 | 当時の報道の円換算 |
|---|---|---|
| Xiaomi 13 | 999ユーロ~ | 約144,000円~ |
| Xiaomi 13 Pro | 1,299ユーロ~ | 約188,000円~ |
| Xiaomi 13 Lite | 499ユーロ~ | 約72,000円~ |
円の金額は、あくまで当時の報道による換算。日本でその価格で発売されたという意味ではなく、報道時点では日本での展開も未発表だった。現在の販売価格でもない。
無印でも約14万円、Proなら約19万円。安さを目当てに見に来た人が、値札の前で立ち止まるのも分かる。
「高くなったな」に「スペックはかなりええ」
ガジェット2chが紹介した2023年2月27日の匿名掲示板「なんでも実況J」のやり取りでも、価格への反応が目立つ。
すっかり高くなったな
元記事掲載のレス6の一部
高いと感じた人たちが求めていたのは、ただの高性能スマホではなく、安く買える高性能スマホだったのだろう。そこに14万円台を出されると、ほかのメーカーも候補に入ってくる。
ただ、性能を評価する投稿もあった。
スペックはかなりええ
元記事掲載のレス16
当時の取材報道を見ると、13と13 Proには高性能チップのSnapdragon 8 Gen 2が搭載され、ライカとの協業カメラを採用。Proは1インチのメインカメラセンサーや120Wの有線急速充電も備えていた。
名前は同じ13シリーズでも、LiteはSnapdragon 7 Gen 1を搭載する別仕様だ。499ユーロだから上位機と同じ性能で半額、という話ではない。
性能がいいのは分かる。でも、安さ目当てで見に来た人には、この値段はきつい。元記事を読むと、欲しい機能の話をする前に、まず予算で引っかかっている感じがよく伝わってくる。
今は約20万円の高級機も。3万円台のREDMIも売っている
では、「安いシャオミ」はなくなったのか。2026年10月27日に日本向け公式ストアを確認すると、価格帯はずいぶん広い。
Xiaomi 17 Ultraの公式購入ページでは、16GB/512GBモデルの表示価格が199,800円(税込)。一方、公式ストアの製品一覧には、REDMI 17が34,980円(税込)からで掲載されている。
いずれも確認時点の国内向け表示価格で、クーポンや下取りなどによる値引きは含めていない。2023年のXiaomi 13とは別機種なので、この数字を並べて13が値上がりした、値下がりしたとは言えない。
ここからは編集部の見方だ。当時の「高くなったな」という声にはうなずける。ただ、今の製品一覧を見ると、シャオミのスマホをひとまとめに「安い」「高い」で語るのも難しい。安さを求めるならREDMIがあり、カメラにお金をかけたい人には高級機がある。
2023年の書き込みには、もう少し安い機種もあると返す人がいた。今も予算次第で選ぶ機種は大きく変わる。安いシャオミを探して来たのに、いきなり高級機のカメラを見せられたら、そりゃ値札に驚く。